男性向けの子育て記事は難しい



ツイッター向けに書いたけど、長くなったのでブログ記事にしました。ツイートを読むように読むと読みやすいかも。




子育てや家事系の記事って、当たりが柔らかくて穏やかな記事が多い。逆に言えばとんがってない、強い主張がないともとれる。


これはそういう記事にしてくれ、と編集サイドから言われる部分も大きいんだろう、子育て系のネタは炎上しやすいからね…

でもこういう穏やかな内容だと男性にはあまり響かない、つまり読まれないのがつらいところよね。「イイ人臭」がしちゃう。いや決して悪いことじゃないんだけど、「良過ぎる」というか。


「男性の育児、家事参加も必要です、もっと家族を思いやって良き父になりましょう」って書いたところで、その文体に多くの男性は共感しない、興味を持たないからたいして広まらない。


まあ、そもそも育児系の記事はほとんどが女性をターゲットとして想定されて書かれてるから、当然といえば当然なんだけど。


じゃあ、完全に男性ターゲットの子育て記事を書けばいいとも思うんだけど、実はそれも難しさがあり。



僕が育児をしてる男(主夫・地域の子育てガチでやってる父)同士で集まると、




「子供がほんとウザい時がある」

「献立考えるの死ぬほど辛い、手を抜きたい」

「すべて捨ててどっかいきたい」




って話にもなるんだけど、こういう本音をSNSで不特定多数に向けて書くと、少数ではあるけれど、怒る人が出てくる。


「そんなの当たり前!女の方ががんばってるから!育児なめんな!」




って。




いや、そこは別に競い合うところじゃないんだけどな……


個人ブログなら無視して終わりだけど、商業媒体の場合、炎上は面倒だからね… だからまだこういうアピールができる段階じゃないのかも。


本来なら、こういうこともあけっぴろげに言って、これから新しくパパになる男性に




「ああ、男も普通に子育てで泥臭い思いしてるし、弱音を吐きながら生活してるんだなあ」




と知ってもらえればいいと思うんだけどね。


男はやはり同じ男がやってることに共感しやすいし、ロールモデルにもしやすい。


そして、男性が本当に共感できる、「自分と関わりがある・自分と同じだと思える」記事は必ずしも女性ウケが良い記事ではない。男性向けの雑誌はやはり男性ウケする、女性向け雑誌はやはり女性ウケするように編集されているように。


男性が女性誌を読んで「なにするんでもいちいち可愛さを求めるなよwww」と突っ込むのが野暮なように、女性も男性向けの記事を読んでも「育児、こんな低レベルの意識しかないの?家事、こんな低レベルの知識しかないの?」と突っ込むのは勘弁してほしい……笑

うちらのことはそっとしておいてくれ、というか、それぞれの領域を尊重したいよね。


育児や家事をする、という、目指すゴールは一緒でも、細かい考え方ややり方まで一緒にしようとするとうまくいかなくなるんだよな。


仕事でも「男性のやり方が正解、女性は男性の真似をすべき」ってのはナンセンスなように、育児に関しても「女性のやり方が正解、男性はそれを学ぶべき」って考えはナンセンスなんだ。


やり方、方法論は違ってくる。違って当然なんだよね。

むしろ違いを活かす、得意分野を活かすという発想の方がいい。


普通に育児がんばってる男性が、育児に関して男のホンネがなかなか言いづらい、そういった気持ちを代弁してくれるメディアが少ないって状況はつらいと思う。


まあそれでも、日本の男性の育児環境は急速に変わりつつある。次の世代は、もっと男性が楽に子育てに参加できるようになるといいなと、願ってるし、それをサポートするようなことには積極的に参加したいと思ってる。


子育てに支障のない範囲で。


関連する記事