有名大学の女子学生が「主婦」を志望するのはダメ?


「将来、シュフになりたい?」

僕は主夫ということで、たまに大学の講演やイベントに呼ばれることがあります。




また、ジェンダー系の研究をしている学生さんからインタビューを求められるなんてこともあり、年間を通してなんだかんだ大学生と話す機会が多いです。

当然、基本は僕がいろいろ質問される側になるのですが、質問されるばかりじゃ面白くないんですよね。なのでスキがあれば僕から学生さん達に質問するようにもしています。


その時、まず聞くのが「将来、シュフになりたい?

という質問。

もちろん、僕という専業シュフを目の前にしているのである一定のバイアスはかかった上での回答でしょうが、意外と「シュフになりたい」という学生さんは多いです。まあ予想通りですが、傾向としては男子よりも女子に多いです。



「シュフになるなんて、もったいない!」


で、この話を他所ですると、顔をしかめるオジサン・オバサンがいるんですね。


「せっかく4大、しかも有名な大学を受験して合格したのに、もったいない」

「親が何百万という学費をかけているのに… せっかく身につけた高い知識・能力を活かしていない」

「社会に貢献する意思が弱い、楽しようと考えている。志が低い」


テンプレで出てくる話をまとめるとこんな感じですね。

これ、シュフに対してすごい失礼な話だなあ、と。

まるでシュフ業には、高い能力が全く必要ない、
シュフは社会に全く貢献していない、みたいな物言いですよね。



シュフは被雇用者ではなく”個人事業主”


僕は、シュフは「個人事業主」に似ていると思っています。

個人事業主って、誰でもなれるじゃないですか。でも、結果を出すことができるかどうかは本人次第。

ダメダメな個人事業主と、すごい個人事業主の間には雲泥の差があるわけです。「個人事業主ってのはこういう人種で〜」なんて、ひとくくりには語れません。

そもそも能力を活かすか殺すかなんて個人次第ですし、むしろシュフ業はその業務内容的に「広く浅く」の知識を求められるので、大学を出てそこら辺の会社に就職するよりも、断然個性を活かすチャンスは多いです。


そして、なぜ「社会への貢献度が低い」と見られてしまうのか?

これが個人事業主と違うところで、シュフは

「お金という”数字の結果”を出せない」

のです。

事業が成功している人は数字で結果が見え、そのクオリティの差が他人からも数字の差で判断できますが、シュフ業の場合は目標となるところが「家族の幸せ」といった、定性的でボヤッとしたものなので、あまりよくその業界を知らない人から見ると

「みんな同じようなクオリティ」

に見えてしまうんですね。本当は個々で全然違うのに。

また、やはり「能力のある人ほどお金が稼げる」社会にいる人は、お金を稼いでいない人をつい見下してしまう、というのもあるのでしょう。

シュフはお金稼ぎが目的の仕事じゃないのでお金はどうでもいいんですけど、でもやはりなにか数字で結果が出る評価基準みたいなのは欲しいところですね。これはシュフ業界全体の課題だと思っています。

「シュフのAさんは貢献ポイント85,000点です!」
「なんとシュフBさんは貢献ポイント100,000点を達成!」

なんでできればいいんですけどね笑


”シュフになりたい理由”が素晴らしい


僕はシュフになりたい、という女子学生の皆さんには、
続いて次の質問をします。

「なぜ、シュフになりたいの?」

すると、多く返ってくるのが

「お母さんが好きだから、お母さんのようになりたい

という答え(もちろん表現は人それぞれですが、要約するとこんな感じ)。世代的に専業主婦のお母さんが多いので、女の子のロールモデルであるお母さんのイメージはシュフが多いのでしょう。

これは素晴らしいことです。

お母さんに好意的な印象を持って育っているって、素晴らしいことじゃないですか。

僕からは「ぜひ、自分の夢を大切にしてください」というメッセージを伝えます。

ただ誤解のないよう、

楽しようと思っているなら大間違いでミスマッチで不幸」

「終身雇用の時代は終わった、シュフも同じ、自分で次のキャリアを切り開いていく前向きなしぶとさが必要

みたいなことも、必要に応じて言いますけど。



シュフはブランクではなくキャリア


シュフは立派なキャリアの一つです。

自分のやり方次第で、いくらでも個人の価値を高めることができます。

そう思えないのなら、それはあなたは「就職」ではなく、「就社」に囚われすぎているのかもしれません。

「就社」だけしか人生の道はない、と考えるのならシュフ経験は”ブランク”と見られがちになるでしょう。

でも、「就職」をするなら、シュフで培ったスキルを必要としている人たちはこの世にたくさんいるはずですし、どう自分を売っていくかはいかようにもやり方があるはずです。


有名大学の学生でシュフを希望する皆さん、ぜひその高いスキルと経験を存分に活かして、シュフとして地域の人々、子供、パートナー、その他多くの周りの人々を幸せしてあげてください。


シュフ業界の一員として、皆さんの参加をお待ちしています。

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