マンガ「ダンナが会社やめたいと言いだしまして」が面白い!



ちょっと前に、ある編集者さんから問い合わせがありまして。

「今、ダンナさんが会社を辞めた人を取材していまして、よければムーチョさん夫婦にお話を聞きたいと思っております」

で、それから数ヶ月、取材の内容が漫画になりました!


『ダンナが会社やめたいと言い出しまして』


絵は「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」のichidaさんで、とても読みやすいです。

僕は自分のエッセイ漫画をよく描いているので、人に自分のことを描いてもらうのはなんだか不思議な感じでしたが、読んでみると・・・

自分で描くよりも絶対うまくまとまってる!!

自分のことってなかなか客観的に表現できなかったりするんですよね、詳しくわかってしまう分。あえて他人が描くエッセイ漫画の良さ、というのも初めて知りました。


【ある日突然夫が「会社をやめる」と言い出し・・・】


あらすじを簡単に説明すると、主人公はライターの女性。ある日、突然ダンナが「会社、やめたい」と漏らす。ショックを受けた主人公は、ライターという職業を活かし、「実際に会社をやめたダンナ」を取材することを決意。ダンナが会社をやめた夫婦9組を取材して、いろいろ話を聞いていくというものです。



この本、僕が載っているからという贔屓目を抜きにして語っても面白いです。いやほんとに。

タイトルが「ダンナが会社やめたい〜」って書いてあるから、ダメダメなダンナがたくさん出てきてそれを見て「うんうん、うちのダンナもダメダメなの」という”ダメ共感”をする本なのかな?という印象を持ってしまうかもしれませんが、全く違います。
(いや、自分のことも含まれてるから自分で言うのもアレなのですが笑 少なくとも僕以外のダンナさん達は魅力的な人ばかりなのです)

この本は、夫婦が二人で自分達の人生を切り開いていく様子を描いた本なのです。


【悩める30~40代、”この人生でいいの?”】


多分30〜40歳で家庭を持っている人には男女共に刺さる内容かと思います。30歳を超えると、ちょっと自分の人生の今後が見えてくるじゃないですか。会社生活も慣れて、結婚もしていろんな人生のイベントもひと段落する頃でもありますよね。そんな時、

本当に自分の人生、このままでいいのか?

という疑問が頭をよぎったり。

そこで、本当に自分がやりたいことに向かってチャレンジしていくダンナさん達が紹介されています。しかも一人ではなく、夫婦二人で乗り越えていく様子が描かれています。もちろんそこには紆余曲折のドラマがあって、いろんなぶつかり合いもあるのですが、なんかみんな「自分の人生を生きてる!」という感じが伝わってきてすごいです。

そして、どのエピソードもとてもリアル。なぜここまでリアルかって、どれも「ハッピーエンド」で終わってないからだと思いました。結果を描いてるのではなく、過程を描いてるわけですね。

「昔は大変だったけど、今はすごく幸せです、成功してます、めでたしめでたし」

ではなく

「昔も大変だし、今もそんなに安泰でもないし、今後も何が起こるかわからない」

なのです。

まあそりゃそうですよね、40代なんて寿命で考えたらやっと半分くらいなわけで、これからまた人生二転三転あって当然です。なにも保証なんてない、でもその時その時しっかり自分の人生を生きているかってのが大切だと思います。

人の生き様を見るのはとても参考になりますし、勇気がもらえます。


【実践的なアドバイスもとても納得できる】


本は全編漫画の構成なのですが、途中の数ページと最後に少しコラムがあります。これもまた、読み応えがあります。

「もしもダンナが『会社やめたい』と言いだしたらどう答えるべきか」

「会社をやめたいと考えているダンナさんは、奥さんに対してその気持ちをどう伝えるべきか」

「いきなりダンナが『会社をやめたい』を言うのを防ぐにはどうするべきか」

など、夫婦カウンセラーの方の意見も載っています。




自分の今後の人生に疑問を持っているダンナさん、

最近夫が"会社やめたいオーラ"を出してると感じる奥さんに

ぜひおすすめしたい一冊です。



関連する記事