子供にお手伝いをさせる方法(ムーチョ家流)



お手伝いを子供にさせている、という話をツイッターなどで話すと結構質問されるので、ブログ記事にまとめてみました。





基本的な考え方として、

「楽しくお手伝いしないと続かない」

だと思ってるので、お手伝いをゲーム的に楽しんでいます。


1.テンションを上げる

まず、

「さあ、クエストをはっじめっるよー!」

のように声をかけ、テンション高めで子供らのテンションも上げていきます。

うちではお手伝いのことは「お手伝い」とは呼ばず、「クエスト」と読んでいます。これは僕がゲーム好きで、子供らも遊んでるゲームに「クエスト」という言葉が出てくるのでこうしてます。

呼び方はなんでもいいとは思いますが、

「お手伝いやりなさい!」

「子供は親の手伝いをするもんだ!」

とは言わないようにしています。

だってお手伝いをそんな義務的に扱ったら、「たのしいこと」って学習してもらえないし。(話はそれるけど、勉強も同じようにしてる)

まだ4才と6才だし、これでいいと思ってます。


ちなみにこの時の声がけは

「(老人声で)おお、姫たちよ、よくきた。実はちと困ってることがあってな・・・」

とか、

「こないだのプリキュアで◯◯ちゃんがやってた料理、やってみる?」

とか、子供が好きな映画やテレビ番組などのネタを絡めて誘導したりもしてます。


2.ホワイトボードに書く


うちでは100円ショップで買ったマグネットシートを切ったものに、テプラでお手伝い内容を貼ったものを用意しています。

前はいちいちホワイトボードに内容を書いていたんだけど、同じことを何度も書くのが面倒になったので、お手伝い内容が固まってきた段階でこの方法に切り替えました。

大事なのは、お手伝い内容が「見える」こと。

目で見えることは、とても大事。


3.お手伝い開始

はじめは一緒にやります。

アレです、山本五十六のアレです。

「やってみせ、言って聞かせて させてみせ、ほめてやらねば 人は動かじ」

まずはお手本を見せます。

そして言葉で説明しつつ、本人にやらせます。

はじめは全部の行程ができなくても構いません、できたらめっちゃ褒めます。


4.福引き補助券を渡す


お手伝いが終了したら、福引き補助券というのを渡します。
この補助券は3枚集めると福引きが1回引けるというモノ(前は5枚で1回にしてたけど、これだとダラけたので途中から3枚に変更)。

子供達には財布を持たせ、それにこの券をしまわせ、この福引き券を大事なものとして貯めさせます。


5.福引き



子供達が福引き補助券が3枚集めて、持ってきたら福引きをやらせます。

景品は以下の通り。



子供の興味の対象や希望によって、適宜景品は変えていきます。

抽選確率は、緑が一番でやすいように設定しています。

福引きをする時は

「なにがでるかな?♪ なにがでるかな?♪」

とお昼の番組『ごきげんよう』のアレを歌いながらやってます。

そして、出た景品を渡します。いいのが出たら、一緒に喜びます。



・・・と、ここまでがうちの「お手伝いシステム」の流れです。
この発想は僕が好きなゲーム「ドラゴンクエスト」や各種スマホ向けソーシャルゲームからヒントを得ています。

ゲームって、いい年した大人が一生懸命ゲーム内でお手伝いをがんばるんですよね。
そう気づいた時に、こういう、人を動機づける仕組みって子供にも十分応用できるようなあ、と。
ゲーム会社の人達は、人を楽しませて動機づけることを昼夜必死に考えているプロだし、
そのやり方は信頼できる裏付けがあるなあ、と。



この仕組みも運用してもう半年くらい経つので、うちではうまくいっています。

今までに気づいたこと、反省点などもあったので、それも以下にメモしておきます。

------------------------------------

一度やると決めたら、やる


運営者である親がグダると、子供はついてこない。うちも僕が一時ダラけたことがあって、子供達のテンションが下がり、習慣付けが壊れそうになったことがあった。ゲーム会社でよく言われる「クソ運営」にならないように、やるからには本腰入れて続ける。ずっと続けるのに自信がないなら、1週間など期間を決めてやってもいい。


親が楽しんでやる


僕は自分自身がゲーム好きなので、福引き補助券のデザインなどは実際のゲームに使われているアイテムのものを使ったりして自己満足してる笑。子供を楽しませるには、まず親から。自分が楽しめないことは、絶対に続かない。


ピエロになる


親の性格によっては恥ずかしいと感じる人もいるかもしれないが、この場合の親の役割は、子供を躾けることではなく、子供を楽しませること。プライドは捨てて、NHKの歌のおにいさん・おねえさんバリにいろんなキャラを演じてみたり、喜びを体で表現したりする。

NHKのおにいさんおねえさんが「ああいうキャラ」なのは、意味がある。結局、効果が高い。効果が低い方法でやるのは非効率。


福引きをすること自体がご褒美


僕もやってから気づいたけど、福引きの景品だけでなく、福引きをするという行為自体が十分「ご褒美」として機能する。だから、ただガラガラーってやるんじゃなくて、ここは子供と一緒に福引きを楽しむと、ご褒美の効果はもっと高くなる。


当選確率は適宜変える


うちでは当初6等の「福引き補助券」が一番当たりやすくしていた。でもこれだとあまり子供からのウケは良くなかった。だから、一番当たりやすいのを5等に変え(余談だが、ドラクエのゲーム内福引き景品の確率もこうなってる)、6等があまり出ないようにしている。

景品も適宜変える

チョコやシールなども、はじめは喜ぶけど、何度も同じ種類のを見るとそのうち飽きてくる。うちでは個包装になってるチョコなどを買い、なくなったらまた別の種類のを子供と一緒に選んで買うようにしてる。

ちなみに前に「アメ」を景品にしていたけど、これはずっと口の中に残るからその後の予定に影響することが多く、失敗だった。景品にお菓子を使う場合、口に入れたらすぐなくなるお菓子、チョコやゼリーなどがいい。


「見返り目的でお手伝いをやる心配」は、気にしなくていい(気がする)


このアイディアを前にちょっとツイッターで書いた時に、「子供が、見返りがないとお手伝いをしない子に育つのでは?」と質問されたが、これは僕の感想ではあまり気にしなくていいと思う。

このアイディアの趣旨は「楽しくお手伝いをする」ことにあり、お手伝いに対する辛いというイメージ、やることへの心理的抵抗感を変えることにある。

実際うちの娘達は最近は自分の好きなお手伝いというのがだんだんわかってきて、好きなことはなにも言わなくても、福引き券の見返りがなくてもやるようになっている。

子供自身が「この作業はできるし、楽しい」と学習すれば、もうやる気をブーストさせるための外的なご褒美は必要なくなるように思える。

------------------------------------


ここまで読むと、ちょっと大変かも・・・と思うかもしれませんが、子供達が自主的にお手伝いができるようになっていく様を見るのは、親としてこの上ない幸せですよ・・・!

親がいちいちあれやれこれやれ言わなくても、お手伝いを進んでやる、

これがどんなに楽なことか!!

(ま、まあ、本来の目的は「子供の自立」なんですけどね笑)



あくまでうちの場合ではうまくいったよー、という話なので、すべてのお子さんに通用するものではないとは思いますが、アイディアのなにかの参考になれば幸いです。

もしもなにか質問などあれば、コメント欄にお願いしますー


これを読んでもし「うちもやってみたい!」と思った方の為に、参考までにうちが使っているアイテムを紹介しておきます。


福引きやるならこれは必須。これ系のおもちゃって意外と種類なくて、探した中ではプラスチック製のこれが一番安かったです。



抽選のバリエーションを増やすならこの種類の玉を買い足すのも面白いと思います。僕は紫が欲しかったので、紫だけ別に買いました。



福引き補助券は、名刺用印刷紙にプリントして作ってます。子供二人で、大体20枚くらいあれば間に合うかな?

印刷のレイアウトに使うソフトはコクヨのページから無料ダウンロードできるので、文字と好きな画像さえ用意すれば綺麗に印刷できます。


福引き券は名刺サイズなので、名刺入れに入れて管理しています。昔は輪ゴムで束ねてたんだけど、角が折れやすいので、こういうのもあるといいかも。

必須ではないけど、あると捗る。