主夫インタビュー:最近パパになった主夫、佐久間さん(前編)


今回のインタビューは、シュフ歴15年のシュフさん!前回に引き続き、大ベテランなシュフです。

東京都足立区に住むシュフの佐久間さん(45)は、つい最近男の子が生まれたばかり。子供がいなかった時のシュフ業、そして子供ができてからのシュフ業は一体どのように変わったのか!?そんなところを詳しく聞かせていただきました。



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ー こんにちは!今日はよろしくお願いします。
佐久間さん(以下S):こんにちは、こちらこそよろしくお願いします。

ー ではまず、シュフになったキッカケをお聞かせくださいS:うーん、キッカケね・・・当時は「シュフになろう」なんて思いはあまりなく、結果的に気付いたらシュフやってるな、という感じなんだけどね。

ー そうなんですね。それは結婚当初からですか?S:僕は30で結婚するまではサラリーマンとして働いていたんだけど、結婚直前に受けた健康診断で「サルコイドーシス」と診断されて。



(リンク)サルコイドーシスという病気を理解していただくために




結婚してからも病状が重くなってしまい、働くことができなくなってしまったんだ。僕も辛くて、妻に「離婚してくれ」とお願いしたこともある。でも妻は

「あなたは家で元気でいてくれればいい、私が働いて、月30万は稼ぐから!
と言ってくれて。妻は当時23才だったんですけど、すごく嬉しかった。それがキッカケかなあ。

ー 奥さん、そこまで言うなんてすごいですね・・・! ご職業はなにを?
S:いや、妻には本当に感謝してるよ。妻のその言葉がなければ未だに病気の治療に専念もできず、就職→退職を繰り返していたかもしれない。
妻はグラフィックデザイナーをやってるよ。会社員ではなく、個人でやってるのにずっと仕事が途切れたこともないんだ。本人の才能もあるんだろうね、本当にすごいと思う。

ー 当時はシュフという言葉ではなかったかもしれませんが、結婚直後からそういう生活ををすることについて、ご両親や、義理のご両親の反応はいかがでしたか?
S:僕は両親は小さい頃に離婚してるからその反応はないんだけど、義理のご両親からはやはり始めいろいろ言われたね。
お義母さんはとても個性が強い方で、結構好き嫌いが強くて。マッチョな感じの男が好みらしくて、僕のような頼りなさそうのはダメだったみたい笑

ー えーそんなこと全然ないのに!そんな理由でですか!
S:まああとはやはり働かないことについてかな。お義父さんも印刷会社の代表取締役をやってるような人で、働いていない僕をあまり良く思ってなかったみたい。
たまに家にやってきて「働かないのか?」っていきなり言われたり(笑)

ー それは結構ヘビーですね・・・
S:まあ「考えてますー」と言ったりしてその場はやり過ごしていたけどね。病気のこともあったし、なかなか思うようにもいかなかった。
相手側の親戚からも、あまり良くは思われてなかったなあ。でもさすがに十数年経って、子供も生まれて、最近は普通にお付き合いできるようになってきたけどね。

ー やはり当時は大変だったんですね・・・
S:そうだね。家族や親戚の目だけじゃなくて、近所の人達の目もとても気になってたよ。

ー 近所の評判というのもあったんですか?
S:当時僕らは亀戸に住んでいて、それなりに近所との距離が近い地域だったから。
シュフになった当時は朝起きたらスーツを着て、ネクタイを締めてたよ(笑)

ー ええっ? どこかに行くわけではないんですよね?
S:どこにもいかない(笑) 行くとしても近所のスーパーくらい。でもやっぱり途中で面倒くさくなって、長くは続かなかったな。そしたら今度は外に出るのがなんだか後ろめたくなっちゃって、今度はあまり外出もしなくなって。

ー 男のシュフは、周りの目ってのが本当に気になりますよね・・・



ー では続いて奥さんとの関係についてお聞きしたいのですが・・・佐久間さんは奥さんととても仲が良いですよね! ケンカとかしたりします?
S:ケンカは、しないねえ。ほら、よく言うじゃない、「風邪の原因は議論に持ち込まない」って。原因を考えてもしょうがなくて、今後どうしていこうか、って話し合いをするようにしてる。

ー 素晴らしい・・・うちも見習わなきゃ!
S:奥さんのことは本当に大事に思っているよ。自分の人生は奥さんに捧げようと思ってる。

ー そこまで!!
シュフだしね(笑)かつての高度経済成長期の「良妻賢母」の姿、あれをそのまま今度は男が引き継げばいいんじゃないかな。自分の男としてのプライドはゼロにするくらいの思いで。
家のことは全てやる、奥さんも「家長」として立てる。

ー 今、女性でもなかなかそこまで言える人はいないんじゃないでしょうか!? すごいです。



ー 結婚して10年以上経ってからのお子さんですが、今まではそういう話は夫婦の間で出なかったのでしょうか?
S:まず僕の病気のことがあったからね。それに、妻も当初は子供すら欲しがっていなかった。僕ら夫婦はこの生活で満足してたんだよ。
ただやはり、子供もいなくてシュフをやっているという後ろめたさはあった。

ー 女性でもそう見られることはありますよね。
S:子供を持つかどうかは夫婦の選択だし、とやかく言われることじゃないのにね。子供がいないと言うと、「へえええー」って、明らかに相手の態度が変わる。

ー それから、子供を持とうという思いに変わっていった。
S:そうだね。妻の考えもだんだん変わっていったし、僕の病気も数年前に完治したし。

ー 病気が治ったというのはとても大きなきっかけですね!
S: そう、それから後は「一度はチャレンジしてみよう」ってお互い話し合って。もしもこれでダメだったとしても、チャレンジしていればその後夫婦関係に亀裂が入ることもないと思って。

ー 元気なお子さんが生まれて、本当におめでとうございます!
S:ありがとうございます(笑)

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さて、そうしてめでたくお子さんを授かった佐久間さん、子供がいないシュフから子育てシュフになって、一体生活にどんな変化が出たのでしょうか?


主夫インタビュー:最近パパになったシュフ、佐久間さん(後編)