結婚は「20年更新制」にしたらどうかな?って話





ヨメとこんな話をしていたのですが。

(こないだの残業の話に続き、すいませんこんなオカタイ話ばっかで。うちら夫婦は議論好きなんです。いや、僕が好きで話してたら、そのうちヨメも積極的になってきて・・・)

結婚は、一度したら無期限で未来永劫継続、ではなくて、各種免許みたいな更新制にすべきなのではないかって話。

そもそもは「なぜ男は浮気をするのか?」っていう、よくある他愛のない話から始まり・・・



本能に逆らう結婚制度、なぜあるの?


ヨメ「男は不特定多数の異性に遺伝子を残すって本能があるのに、なんで結婚するんだろうね」

僕「やっぱりきちんと子孫を残したいって思いはあって、ただセックスして終わりじゃなくて、ちゃんと自分の残した遺伝子がちゃんと生きてるかどうか確認したいんだと思うよ」

ヨメ「なら結婚じゃなくて、女性村みたいなものを作って女はそこで子育てをして、男は男性村を作って経済を回すって方が効率的なんじゃないかなあ。そしたら男性も一人の女性に縛られることなくフリーなセックスができるし、女性も生活面を男性に頼らず、女性同士助け合って生きていける。」

僕「確かに効率は良いだろうけど、それだと自分の子が誰だかよくわかんなくなっちゃう」

ヨメ「まあ誰とでもセックスできるようになるわけだから、生まれた子供の父親が誰かわからなくなるのはしょうがないよね。でもそこって男は気にするの?」

僕「いやみんなかわからないけど、僕はやっぱり自分の子が誰かってのは気になる気がするなあ。探しちゃうと思う。それに、育児を完全に女性村に任すってことは、もしもその子が虐められたり、育児担当から愛されてなくても、男側は口出しできないんだよね?」

ヨメ「そうなるよね。男は働いてセックスするだけが役割になるわけだから。父親としての役割はそもそも無くなるよね、当然。権利も義務も。」

僕「それは嫌だなあ。不特定多数の女性とセックスしたいし、産まれた子供はちゃんと自分でも管理したい

ヨメ「主夫のくせに、欲望だけは一人前だな・・・」



もしも一夫多妻制を日本でやったら


ヨメ「もー・・・なら、不特定多数の幅は狭くなるけど、一夫多妻制の結婚ならいいんじゃない? 超金持ちでないとできないと思うけど」

僕「なるほどサルの群れ的なノリね。一匹のボスザルに複数のメスザルが集まって群れを成すアレか。でもそれを今の日本でやるとあぶれる男性が大量に排出されるような気がする」

ヨメ「それらは弱い遺伝子だから淘汰されてもいいんじゃないの?」

僕「・・・僕なんかロクに働けもしないから完全に淘汰コースだろ・・・」

ヨメ「だよね

僕「『だよね』ってオイ! ただでさえ今の日本男性の3人に1人は非婚と言われているのに、もっとエスカレートするぞ。きっと家族を作れる男性は上位1〜2割位だろうから、あとの8割位の男性は本能に従って死ぬまで永遠に争い続けることになるよ」

ヨメ「アニメとか2次元の嫁をあてがっとけばいいじゃん」

僕「みんながみんな2次元が好きなわけじゃないから!」



どんなにモテても、選ぶのは一人


ヨメ「一夫一妻制の結婚ってのは、そういう意味もあるのかー。どんなにモテる人も、相手は1人しか選べない。選んだら、結婚市場から卒業するわけだもんね。もしもモテる人が結婚した後も卒業せずにずっと異性を漁ってたら、非モテ達はずっと結婚できないもんね」

僕「まあこうすることで大してモテない男にもちゃんと女性が行き渡るようにはできるね。不特定多数の女性とのセックスって本能の部分は諦めないといけないけど、その代わり自分の子供の成長はしっかり確認できる」

ヨメ「女性もそこそこの生活力を持ってる人の遺伝子で妥協しなくちゃいけないけど、子供が少ない分、自分の子供を大事にしてくれるから納得もできるか」

僕「なんだかんだいって、今の一夫一妻制結婚ってのは、男女お互いの需要の妥協点を上手く表してるものなのかもな」



子育て後の結婚の意味


ヨメ「もしも結婚制度がある理由が『子供』ってところが大きいんだとしたら、子育てが終わった後の結婚って、なんの意味があるの?

僕「まあ老後お互い助け合ったりだとか、ただ単純に相手に愛があって一緒にいたいって気持ちはあるだろうけど、大きな目的の一つは確かに無くなるな」

ヨメ「『愛』ね・・・

僕「・・・? え?なんかいった?」

ヨメ「ううん、なんでもない。ほんとそうだよね、結婚を続ける理由は無くなりはしないけど、確実に減るとは思う。実際、今は『熟年離婚』なんていって、子供が育つまでは我慢するけど子供が成人したら離れるケースも増えてるし」

僕「老後の助け合いや、純粋に相手が好きっていうのが理由なら、結婚という法律で人間関係を縛る必要もないよね。今、ヨーロッパの方でよくある『パートナーシップ制』なんかで十分事足りる気がする」

ヨメ「なら、結婚もさ、期間限定にすればいいんじゃないかな」

僕「

ヨメ「いや、ムーチョと離れたいとかそういうんじゃないよ」

僕「・・・」

ヨメ「運転免許みたいにさ、更新制にするの。子育てが終わったタイミングで、期限切れ。継続して結婚するには、更新しなくちゃいけない」

僕「ほう」

ヨメ「子育ては親がきちんとやるのがやっぱり親の責任だと思うから、期限が切れるのは、1番下の子が成人するタイミング。これなら子供も大人になってるから、ちゃんと一人立ちできてるし親としての責任は果たしたと言える」

僕「確かに。そこでなにもしなければ自動的に結婚終了というわけか」

ヨメ「結婚って、『女にとって人生のゴール』『男にとって人生の墓場』なんて言われたりするじゃない。なんか一度やったらもうそれで一生決まりましたって印象が強い」

僕「確かに一大決心過ぎて、ハードルが高過ぎて、結婚に踏み切れないって男女も多い気がする。」

ヨメ「そうだよー、それに逆に、終わりが見えないから勢いで離婚する夫婦もいると思う」

僕「まあ、結婚生活は死ぬまで続くからな。死ぬまで嫌な相手と一緒って、地獄過ぎ」



20年契約


ヨメ「でも、終わりがあるって考えるとまた違うと思うんだ。子供が産まれてから20年間ですって言われれば、いくら今が酷くても、20年後はまた一花咲かせられるって思えるよ」

僕「なるほど。仕事とかでもそうだよな、期限が見えないとモチベーション低くなるけど、ちゃんと期限が設定されてるものは『あとちょっとだから!』と頑張れる

ヨメ「だから結婚を続けたければ、そのタイミングでもう一度お互いがお互いに問うわけよ。『もう子供も育ち上がったし、一緒にいる意味は減りましたが、それでも今後もずっと一緒にいますか?』って」

僕「仲の良い夫婦ならそこでもちろんそのまま継続すればいいし、仲が悪くてどうしようもない夫婦ならそこで終了、お別れなのね。」

ヨメ「そう。離婚じゃなくて、契約期間終了」

僕「でも別れたら、継続していた時にもらえたはずの遺産はどうするの?」

ヨメ「別れた場合、離婚と同じ扱いになる形になるのかな。子供には普通に死んだ時にあげればいいんじゃない? それにちょっと話はずれるけど、どちらにしても、このタイミングで夫婦の資産を一度見直すって大事なことだと思うけどね」

僕「なんか夫婦の資産ってうやむやになっちゃうからな。納得できる形で話し合うという意味では必要かも」



社会的な影響は?


僕「でも、そんなことしたら離婚率、ではないか、結婚を終了してまた独身者になる『再独身者』の人達が増えそうだね」

ヨメ「仲良い夫婦はそのまま更新すればいいんだから問題ないよ。それに再独身者が必ずしも不幸とは限らない。どちらか片方は『更新しない』という意思を持ってたわけだから、少なくとも片方は更新しない方が幸せと思ってる」

僕「重病で意思表示ができない、なんて一部例外を除けばそうなるな」

ヨメ「20年間子育てして頑張って親としての責任を果たしたのに、その後も仲の悪い相手と一生一緒に過ごす方が不幸でしょ。いいんじゃない? 残りの人生自由に過ごせば」

僕「おっしゃる通り・・・ 別れると収入面での問題は切実だな。年金には期待できなさそうにないし・・・でも今後は高齢者雇用の整備労働市場の流動化も進むだろうし、ぜいたく言わなきゃなんとか職も見つかるかもね。シュフでずっとパートナーの稼ぎにおんぶに抱っこってのも嫌だし」

ヨメ「おお、エライじゃん」

僕「子育てが終わったら、専業主夫は終わりだからね。しかし本人同士はなんとかなりそうだけど、子供にとっては親が別れるのはやっぱり辛いんじゃない?」

ヨメ「うーん、確かにベストは仲良い親として結婚し続けることだよね。でも無理して仲の悪い間柄を見せ続けるよりは、いいんじゃないかな。一応子供も成人になってるわけだし、そこがそういう現実が受け入れられる年齢のラインじゃない?」

僕「うん、成人になってればギリギリオッケーな気もするな。しかしなんだろう、なんか他にも社会が不安定になる影響がないかなあ。具体的にどうってのは思いつかないけど」

ヨメ「まあいろいろ社会的なデメリットもあるかもしれないけど、結婚生活って人生の根幹の部分だから、そこが不幸なのって、一国民としてすごい不幸だと思う。それに勝るデメリットってそうそうないんじゃないの」

僕「まあ、そこら辺は人によっていろいろ考え方あるからね・・・」



実はロマンチックな制度かも


僕「しかしまー、結婚生活に緊張感出るね

ヨメ「出るね

僕「20年後もう一度自分を選んでもらう為に、自分の妻にモテなくちゃいけなくなるわけだ」

ヨメ「女も同じよ。旦那に愛想つかれないようにがんばらなくちゃ」

僕「下の子が18才位になったら、すごい気にしそう。なんか、裸で家をウロウロとかできなくなりそう」

ヨメ「料理学校とかまた通い始めちゃったりね」

僕「なんか初めはすごいドライな話に聞こえたけど、意外とロマンチックな展開になったね。要は自分の妻・旦那と一緒に居るために、もう一度口説くって話だもんな」

ヨメ「『結婚“更新”式』やりたい! 改めて愛を誓い合うの。みんな呼んで。素敵ー! で、セカンドハネムーンも!」

僕「お前、それがやりたいだけじゃないのか・・・? まあ、いいよな、そういうのも。なんていうか、子供にそういう親の姿を見せてやりたい

ヨメ「まあ子供としては年老いた親がはしゃいでる姿を見るのはちょっとこっ恥ずかしいかもしれないけど、親同士が本当に仲が良いって証拠になるし、安心させてあげられるもんね」

僕「意外と良いアイディアなんじゃないか!?」

ヨメ「じゃあ、とりあえずうちらはそうしようか。ブーが20才になったら、一度離婚届出して関係をリセットするね。」

僕「えっ・・・え!? ちょ・・・まっ・・・」



まあ実際はこれ以外にもいろいろ脱線した話があったのですが、結婚更新制に関してのやりとりはこんな感じでした。最後の台詞も実際に言われたものです(!)どこまでジョークかわかりませんが。

というわけでうちの下の子ブーが成人するまであと約17年、僕は17年後また妻にプロポーズすることになりそうです。

がんばらなきゃな。

断られたら笑ってやってください。