“主夫”がテーマの4コマ漫画『スーツ主夫★ゴロー』


主夫本はそもそも絶対数が少ないので紹介しようと思うと古い本が多かったりするのですが、この本は2011年の2月出版、と、現時点で(僕が知る限り)"一番新しい”主夫関係の本です。

漫画として面白い

本は全て4コマ漫画で描かれており、絵がとてもかわいい、女性らしいタッチで描かれていて、とても可愛らしいです。なぜかスーツを着ながら主夫業をこなす男、ゴローの日常を描いているのですが、オチがキレイについていたり、上手いこと言っていたりして漫画として面白いです。ゆるーい感じで、読み物として楽しめます。

専業主夫としての共感度は・・・?

ちょっと自分自身不思議ではあったのですが、内容は主夫のあるあるネタがあり、同じ男性がシュフ業に奮闘する様が描かれているのに、なぜかあまり共感できない・・・ 作者が女性というのもあるのでしょうか、イマイチこの主人公ゴローに感情移入できないんですよね。いや、そもそものコンセプトが「ゆるい4コマ漫画」なので、そういうものを求めちゃいけないのかもしれませんが。

この主人公の男性は、女性視点で見ると、とても親しみが持てる男性キャラ設定な印象を受けます。「実際はこんな男、いねーよ!」ってちょっとツッコミたくなります笑

ジェンダーの悩み、軽く笑い飛ばしちゃおう

「男はこうあるべき、女はこうあるべき」 っていう価値観は、いくらジェンダーフリー論を語ったところで、社会には存在し続けています。だったらその価値観の違いに悩んで毎日過ごすよりは、笑い飛ばしちゃおうって方が楽に生きられると思うんですけど、この漫画はまさにそういう姿勢を上手く表現しています。読んだ後、 「ああ、主夫って生き方は人とは違うけど、それはそれで面白いし、まあいっか!」 って、軽い気分になれます。

印象に残ったのが、「漫才とボケとツッコミを逆にしたらしっくりきた」って4コマ。

  
『スーツ主夫★ゴロー 1』p.104より引用

仕事と家事の役割分担の話では、きっと一見合っているようだけど、逆にした方がしっくりくる夫婦ってもっとたくさんいるのでは!? それに、あまり

「俺はボケや!絶対ボケなんや!」

みたいに思い込まず、たまにはツッコミをやってみよう、みたいな柔軟な考えもあってもいい、仕事をとるか、シュフ業をとるかってのは、その程度のレベルで考えればいいんじゃないかと。そういう“ゆるさ”を表している、とても上手い例えだなあと思いました。



しかし、これ全部読んだけど結局この主人公のゴローはなんでスーツで毎日過ごしているのか、最後までわかりませんでした、、、 ただのスーツ&メガネ萌えなのか!?それだけなのか!!? ・・・僕にはわからない世界です。