女の社会進出の次は、男の家庭進出



主夫はたまに「女性の気持ちを良くわかってる、女性の味方」的な文脈で語られることがありますが、確かに敵ではありませんが、味方というわけでもないです。

むしろ、子育て社会という、完全な女社会の中で、男であることで感じる不都合なことや、居心地の悪いことに遭遇することが多々あります。

高度経済成長期に「女性の社会進出」が叫ばれましたが、この時の労働社会は、かなりの男社会。

当時はまだ女性の働く人口自体が少なく、仕事現場に女性の受け入れ態勢が整っていない環境に入っていった為、働いている女性は「先進的」と見られた反面、辛く大変なこともたくさんありました。

今は当時の女性の“先駆者達”の功績のお陰で現在の女性は快適な労働環境を手に入れているわけですが、これと同じようなことが、今度は逆のパターンで、男性に起こっているような気がします。

それは、「男性の家庭進出」

主夫をしていると、これは本当にしょっちゅう、女性から

「最先端ですね!」

「先進的ですね!」

「今後はもっと増えなくちゃですね!」

と言われます。

でも、じゃあその女性といざ上手くやっていこうと思うと、男性であるからという理由で不都合を感じることが多いんですよね。

育児雑誌も、公共施設の設備やサービスも、全てと言っていいほど、育児の世界は「女性視点」で作られているんです。

子供関連の施設はとりあえずピンク色に塗っとけ、みたいな。

育児雑誌の記事も、とりあえずマッサージとかアロマとかケーキとか載せとけ、みたいな。

施設は利用しづらいし、情報誌関連も興味が全く湧かない、全体的にピンクで読みづらい。

あ、ただ、不都合がたくさんあるからといって

「育児社会はまだまだ女社会!日本は遅れてる!」


なんて女性を敵対視するわけじゃないですよ。

かつて女性がその権利を主張する際、「男に勝たなくちゃ!」と男性と敵対することで勝ち取ってきた部分も多くあり、それは逆差別という新たな差別を生み、今度は男性からの反感を買う結果になってしまいました。

女性の社会進出で起こってしまった失敗を学び、男性の家庭進出に活かしていかなければいけません。

敵対はまた、新たな敵対を生むだけ。

ということで、僕は基本的に女性をたててやっていきます笑

主夫はマイノリティであるということを自覚し、

育児現場は、今は女性社会だということを認識し、

「日本が遅れてる、女の考えが古い」などと愚痴をこぼさず、

淡々と生きていく。

未来のことはわからないけど、主夫がいきなり今後短期間で数が爆発的に増えるわけでもないし、とりあえず今のところはこのスタンスで行くのが一番賢明なのではないかと。

もちろん、不都合な部分を無視するわけではなく、ちょっとでもおかしいと感じたところはどんどん友達との会話やブログで発信して、状況を改善していければいいかな、と。

まだ僕が子供だった頃、社会進出を試みた女性の皆様、お疲れ様でした。
僕も30年後、若い人たちに「お疲れ様でした」と言われることができるよう、がんばります。