女が「大黒柱」になるということ


主夫になるということは、男の価値観が変わるのは当たり前ですが、あまり注目されませんが実は女の価値観も変わります。
ヨメは結婚する前から「結婚して子供を持っても仕事は続けたい」と言っていましたが、それは僕がずっと働いていること、というのを前提に考えていて、大変になったり、いざとなったら辞めちゃおうという気持ちがどこかにあったんだと思います。でも僕が仕事を完全に辞めると決めた時、「ダンナが全く働かなくなった、つまり自分がたくさん稼がないとならない、子供もいるし絶対にやめられない!?」という現実に直面し、新たな気付きがあったようです。

世には

「結婚して、子供は欲しいんだけど、今の仕事は本当にやりがいがあるから続けたい」

と悩んでいる女性が多くいますよね。で、「男はずっと仕事のことだけ考えてりゃいいから羨ましい」と続くわけなんですが、悩んでいる女性の皆さん、ちょっと考えてみてください。

自分が定年までずっと仕事を続けないと、家族が路頭に迷う、という状況を。

仕事が好きな人ばかりではありません。上司も嫌だし、業務にも誇りもやりがいも持てない。未来に希望が全く持てないことなんて、仕事をしていたらしょっちゅうあります。そんな状況でも、この先何十年もその状況を絶対に続けなくてはならないとしたら。

「仕事」か「家庭」かを選択しなくてはならないということは、逆に考えると「自分に合った方を選択できる」ということでもあります。これはある意味女性の特権とも言えるのです。
逆に、男はジェンダー的にその選択がとてもし辛い。「男は仕事を選択するのが当たり前」だから。

僕自身、しょっちゅう「いつ仕事を再開するの?」と聞かれます。もしも僕が女だったら、こんなことあまり聞かれませんよね。

「男は仕事のことだけきちんと考えてりゃ良い」という、一見男に都合良く聞こえる価値観ってのは、一部の仕事大好き男達には確かに都合の良いものかもしれませんが、その他の「仕事も家庭も趣味も大事にしたい」という大勢の男性にとっては「仕事しない男、稼がない男は男に非ず」という大きなプレッシャーとなって圧し掛かります。

いや、本来であれば、仕事なんて大変なら辞めてしまえ、くらいの気持ちでいいと思うんですよ。
しかし今の日本の終身雇用を是とする雇用文化が根強く残っている労働環境では、それはなかなか難しい。そしてそう思えない人がたくさんいるから、日本の中高年男性の自殺率は、先進国の中でずば抜けて高いということもあるのでしょうね。

というわけで、いろいろなことを選択しないといけない、と悩んでいる女性の皆さん、
選択権すらない男性に比べればマシ、と考えれば、ちょっとはラクになるのではないでしょうか笑
あと大変さに関して言えば、どちらを選んでもきっと大変なので、そこはあまり気にする必要はないと思います笑


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