パチンコにハマるクズのような旦那でした



(ほんと、こんな漫画今だから描ける・・・
ええ、僕のこと、「クソムシ」って呼んでもらって構いませんホント)

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仕事を失った辛さ

僕は自律神経失調症という病気を医者から診断されている。
いくつもの病院にいって、同じ様にこう言われるから
この自律神経失調症という曖昧な分類に
どこまで意味があるのかどうかは別としても、
少なくともきっとこういう「ジャンル」の病気なんだろう、
と自分では思っている。

僕は、この病気のせいで仕事を失った。
働き盛りの年齢の既婚男が仕事を失う、ということの重みは、
きっと同じ様に仕事をしている人にはわかってもらえると思う。

しかも、仕事といっても会社を一社辞めた、というレベルではなく、
「仕事生活」自体ができなくなったんだから
当時の僕にとって、ショックは相当なものだった。


病気がきっかけでハマったパチンコ

しかし、これ以上に失った大きなものがある。

僕自身の性格だ。

病気になる前と、なった後で
こんなにも自分の思考や行動が変わるということに、恐怖を覚えた。

今振り返って考えてみると、こういう心境の変化は
自分の精神を守る為の”本能”のようなものであったし、
必要なことだったと理解できるが、

当時の僕、そして僕の周りの人間はそういうことは
全く想像だにしなかったので、混乱し、悩み、苦しむこととなってしまった。

僕は、病状が酷い時は、ほんとパチンコ・パチスロばっかりやっていた。
学生の頃は「時間の無駄、底辺層のゴミのような娯楽」と蔑んでいたが、
病気になってからは、人が変わったかのようにハマった。

パチンコをやっている時は強烈な光と音と悪臭で感覚が麻痺し、
症状の辛ささえ感じなくなるのだ。


"当たり"が見られれば満足な人生

僕にとってのパチンコは稼ぐものではなく、「当たり」を見るものだった。
「当たり」を見た時の興奮は、不思議な作用をもたらすもので、
当たった時は自分が「普通に戻った気分になる」のだ。
いや、なにをいっているのかわからないと思うが、
とにかくそういう気分になった。

とにかく当たりを見るため、どんどん金を使った。
一回の額は平均すると2万円位。
勝つこともあったので、ゆっくりと減って行く感じだったが、
金はどんどん減っていった。

もちろん、金はすぐに底を尽きる。
カードのキャッシングを限度額まで引き落としたこともあった。
サブで使っていたカードで、10万円までしか借りられなかったのが
せめてもの救いだった。

まだ4号機(ハイリスク・ハイリターンの台)が全盛だった頃、
熱い演出がかかった矢先に手持ちの金が底を尽きたことがあった。

”あとちょっと打てば、大当たりがくるかもしれない、、、!!”

そこで「昼飯休憩」をとって
(パチンコ屋ではよく昼飯休憩といって、他の人においしい台を
取られないように、台に札を置いてもらい、30分~1時間確保サービスがある)、
急いで自宅に戻り、古いゲームソフトをゲーム屋に売り払い、
金を作って、またパチンコ屋に戻る、ということもあった。

本当に、今思い出すだけでも、終わっている生活だった。


変わった?元々そうだった?

でも、ちょっと”良い子”ぶるようだが、

僕はもともとはこういう事に興味があったわけではない。

大学の頃は自分でサークルを立ち上げ、イベントをこなしたり、
自転車で旅に出たり、ボランティア活動をしたりといった
メチャクチャ「就職活動ウケ」が良いようなキャラだったのだ。

しかし、病気になってからは、そういった外交的な性格は
すっかり消えてしまい、なにをするのもおっくうに思うようになってしまった。

「無意識レベルで、もともとそういうポテンシャルがあったんだ」
と言われれば、それまでかもしれない。
でも病気が大きな要因の一つで、こういう状態になってしまった、という風に
僕は思っている。そう思いたい。


真面目に仕事がしたい。

でも、身体が動いてくれない。

脳が拒否している。

誰にもこの辛さをわかってくれない。

家族や友達は皆、腫れ物を扱う様な態度。

病院の医者ですら、ロクに話も聞いてくれない。

もはや、自分自身が、自分のことを信用できない。

本当は周りの人にもっと優しい言葉をかけたい。

もっと明るい自分でいたい。

でも、できない。

口から言葉が出てこない。

顔の筋肉さえ動いてくれない。

寂しい。

こんな肉体&精神状態だった。
こんな状態で、強がりでも「良い人」であることは、到底無理。

人の行動というのは、実は僕らが思っているよりも
僕らの意思で動いていないのかもしれない。



ダメな人は、病気だからダメなのか。
それともただ、もともとの性格が悪いのか。わからない。

ただ、ムーチョって男に関して言えば、
ここ数年でこんなことがあったよ、という話でした。