選挙のバイトをしたら警察に厄介になった




先日に続きまた昔話。長文読むのだるい人はスルーしてください。

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オレは、警察に厄介になったことがある。

いや、「オレ、ワルなんだぜ」的な自慢では無い。普通にアルバイトをしていたら、警察から事情聴取の連絡が来たのだ。

大学生の頃、同じクラスの女の子、仮にA子としよう、から

「アルバイトの話があるんだけど、どう?」

と言われた。結構オレ好みな感じの子だったので

「えーあるある!なに?」

と、アホみたいに食いつくと

「ムーチョ君ってさ、どこか支持している政党とか、ある?」

と訊かれた。

オレ「、、、え?セイトウ?政治団体とか、、、?」

A子「あっ、変なところじゃないよ!今年、衆議院選挙があるでしょ。で、ある選挙事務所が今アルバイト募集してて、、、」

オレ「A子ちゃんもそこで働いてるの?」

A子「うん。○主党だから、そんな変な政党じゃないでしょ?ムーチョ君、気にしたりする?」

オレ「いやっ、全然!つかオレ政治よくわかんねーし、、、あ、こんなんでもバイトできるのかな?」

A子「大丈夫だよ。私もできてるし。ビラ配りとか、そんな簡単な事ばかりだよ」

オレはとりあえず「衆議院選挙」がなんなのかすらよく分からなかったが、衆議院選挙のアルバイトをすることとなった。

選挙事務所でのアルバイトは、結構すごかった。
まず、かなりの体力勝負だった。駅前に立って

「○○の応援、よろしくお願いしまーす!」

と叫びながらビラを配り、何十本も旗を立て、回収し、また別の場所に移動して旗を立ての繰り返し。

またある時は選挙区の地図をもらい、自分の担当エリアの住居を一つずつ回って、ビラを渡し、

「○○をよろしくお願いします!」

と挨拶して回った。

候補と一緒に街宣車に乗って手を振ったりもした。いきなり

「ムーチョ、なんかしゃべれ」

と言われ、街宣車の上に立たされ、マイクで話したりもした。もちろん政治のことなんてよく分からないので、自己紹介をして、

「皆さん、選挙に行きましょう!」

なんてしゃべってた(今思い返すとかなり痛い記憶だ、、、)。

そんなこんなで選挙も佳境に差しかかった頃、ある電話が家にかかってきた。
オレの母が、

母「ムーチョ、なんか△△県警から電話がかかってきてるけど、、、あんた、なんかやったの?」

オレ「えっ!!?」

△△県警?△△県、、、といえば、、、こないだ友達とオネーチャンのいる店にいったけど、、、もしかして、あれなんかまずかったのか!?つか、あんなところにいってるのがもしも親にばれたら、、、!!!

軽くパニック、心臓バクバクなりながら受話器を受け取る。

オレ「、、、はい?」

△△県警「あ、ムーチョさんですか?ちょっとお伺いしたいことがあるのですが、あなたは今○○選挙事務所で勤務されていますよね?」

オレ「(ああよかった!とりあえずあの事とは関係ない!)は、はい。働いていますが」

△△県警「実は、○○選挙事務所で、選挙法違反があった可能性がありまして、事情聴取に来ていただきたく、連絡いたしました」

オレ「事情聴取ですか?」

△△県警「はい。是非ご協力願います」

オレ「わ、、わかりました」

そして後日、△△県警へと向かった。事情聴取は、本当にドラマのような個室で行われた。窓も小さく、薄暗く、殺風景だった。
ただ、

「白状しろ!お前がやったんだろ!」

という時に使うデスクランプはなかったし、カツ丼も出なかった。

話を聞くと、何でも○○候補がアルバイトに振舞ったうな重が選挙法違反になるらしい。あー、確かに食ったな。後で知ったが、選挙法では一食1000円以内のものでないとダメだということだ。ちなみにオレが行っていた戸別訪問も違法らしい。

話は約3時間にも及んだ。いつ、どこで、誰がいて、何をしたか、というのを一日ごとに、綿密に聞かれた。ウソをつくのも面倒くさいし、そこまでしてかばう義理もないので、正直に答えた。

結局オレはお咎めなし、むしろ協力したとして後日△△県警からちょっと多めの交通費が銀行に振り込まれていてラッキーだった。

選挙法違反がばれて結局その候補者は落選、そして大勢いたアルバイトも皆最後は散り散りになっていった。A子ちゃん?バイトして知ったけど、既に彼氏がいた、、、。

いい経験をした、と思えばいいのだろう。学生でいろいろ忙しかったし、

「あー、このバイト終わっちゃったよ。また新しいの探さなきゃな」

って位の感じだった。今はもうこんな目に合うのはまっぴらだが。

それにしてもあの候補者、今はなにをしているのだろうか、、、?

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ありがとうございます。
長文記事、評判が良ければまたやりたいですね。