食欲の秋企画

食欲の秋!というわけで今回は 


秋の食欲減退ツアー ~ゲテモノを食らう 初級編~



まず始めに断っておくが「ゲテモノ」という言葉、これはあくまで『オレが住まう文化では普段口にすることのないモノ』という意味でつかっている。
外国では日本では当たり前のように食されているものもゲテモノになるだろうし、同じ日本であっても地域によって食べるものが違う。
あくまでオレにとって『珍しいモノ』ということであって、多様な食文化を中傷するものではない。 

、、、とまあ前置きが長くなってしまったが一応書いておく、後で文句とか来てもやだし。 


では早速今回のツアーのメンバー紹介。 

ムーチョ(オレ) : 今回の企画の発案者。言いだしっぺということでスポンサー。


愚友ニン : 過去の日記でもちらほら出てくる、オレに負けず劣らずのダメ人間。


イモウト : オレの妹。最近どんどん年収に差をつけられて、兄の威厳は地に落ちている。 


オレ「まずは渋谷の薄利多賣 半兵ヱにいく」 

ニン「は?いつもいってるじゃん」 


そう、この半兵ヱという店はオレが学生の頃、まだひんぱんに渋谷に遊びに来ていた時によく利用した店の一つである。まさに貧乏学生の為にあるような店で、たらふく飲んで食っても2000円ほどで済んでしまうその名の通り薄利多売なところなのである。 


オレ「ほら、あそこのメニューにあるでしょ」 

ニン「ああ、まあそうだけど別に大した事ないあんなもん」 

イモウト「えー、なになにー?なにがあるの?」 


ということで早速

1品目 








すずめ






イモウト「うわあ、、、これ、形そのままだよ、、、」 

オレとニンはこの店のメニューはひと通り食べているので、この店ではイモウトが主役である。イモウトが一品目からかなりヒイているこの「すずめ」は写真のようにたっぷりとタレがかかった姿焼きのような状態で出てくる。頭も食べることができ、柔らかいので骨までバリバリと全て食べる。 

イモウトは手を皿を目の前にして両手を合わせ、「すいません、いただきます」といってすずめの丸焼きを口に運ぶ。 

イモウト「、、、アガッ、、 

口に入れた瞬間、奇声を発する。見てみると既に涙目だ。 

イモウト「、、、アウァ、、、ハイテモイイ?」 

眉間にシワをよせ、口を半開きにしてモノを入れたまましゃべるその様はこの上なく汚い絵だ。オレとニンはもちろん吐くなどという罰当たりな行為を許す筈もなく、

「もし吐いたらここ全ておごり」

と言い放ち、ニヤニヤしながら全て飲み込むまで見守っていた。食べ終わった後、イモウトはレモンサワーで口に残る"すずめ感"を洗い流していた。 

続いて

2品目 








カエル






イモウト「これは食べたことあるから余裕」 

ニン「普通にチキンみたいな味だしな」 

これは全員OK。ただイモウトがしきりに 

「水っぽいチキンだ。すごい水っぽい」 

といっていた。 

この店では昔「さそり」も置いてあったのだがなくなっていた。店の人に尋ねると、どうやらもうやっていないらしい。とても残念である。 


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オレ「さて、次は新宿に行く」 

ニン「は?場所移動するの?めんどくさい」 

オレ「いや次の店はすごいみたいだから。ネット情報で見つけたんだけど、いろいろ珍しいものあるらしいよ。もちろん行った事ないから保証はできないけど」 

ニン「つまらん店だったらソッコー帰るから」 


このニンとかいう男、今日は企画ということでオレのおごりなのに(まあゲテモノしか食べないからそんなに高くはないにせよ)、妙にエラそうだ、、、 

そんなこんなで2軒目はここ、新宿の思い出横丁にある店、「朝起」。 





味のある入り口。小さな路地には所狭しと店が立ち並ぶ。 




「朝、起きる」と書いて「アサダチ」。男でないと絶対につけないネーミングだ。




店をのぞいてみると、中は10人位座れるカウンターのみ。客も結構入っていたのでうちら3人入れるかどうか心配だったが、なんとかつめて座ることができた。

店内は手書きのメニューが天井からずらりとぶら下がっており、カウンターの後ろの棚にはなにやら怪しい謎の食材がこれまたずらりと並んでいる。そして席の後ろには来店した客を撮影した写真が壁にびっしり貼り付けてある。 

イモウト「す、、、すごいね、このメニュー」 

とりあえず飲み物、と思いメニューを見ると、今まで見たことない酒ばかり。もちろん普通の芋や麦の焼酎などもあるのだが、、、しかしこれはゲテモノツアー、飲み物のゲテモノメニューは想定していなかったがもちろんここでも変わったものを頼むしかない。 

オレ「じゃあ、、、センブリ酒で」 

イモウト「トカゲ酒ください」 

ニン「芋焼酎で」 (←つまらないヤツ) 


オレの前には薄く黄色がかった液体が置かれた。この「センブリ酒」はあの『笑っていいとも』等で出てくる(多分)「超苦い」飲み物。
味は、、、

咳き込むほど苦い。っていうかまずい。

しまった、、、これ、全部飲まないといけないのか、、、ニンの芋焼酎をもらって口直しをするが、いつも飲んでいる芋焼酎の味がすばらしいものに思えた。

この店の酒、半端じゃない、、、じゃあもちろんイモウトの頼んだ「トカゲ酒」なんかきっと殺人的な味だろう、、、 


って、なんだよこれ! 









トカゲ一匹まるごと登場。触るとぷにぷにしている。




さすがにこれはイモウト、ダメなんじゃないか、、、!? 

イモウト「わぁーーすごーーい!」 

嬉しそうだ、、、でもさすがに飲めないだろう、、、 


イモウト「あっ、、、おいしーい♪」 






何故さっきの焼きすずめはダメでこの生トカゲは喜ぶのか 




理解に苦しむが、このトカゲ酒は確かに美味しかった。イモウトの隣にこの店の常連さんらしき人が座っていて、

「普段このトカゲは入ってないよ、ラッキーだね」 

といっていた。何故かこの店のおっさん、イモウトをとても気に入ったらしく、店に滞在した1時間半、ずっとイモウトのことばかり見て話していた。オレやニンにはほとんど目を合わせない。それにうちら以外にも客はいたし、いいのか、、、?という感じだったが、、、一軒目で主役だったイモウトだが、この2軒目もイモウトの独壇場だった。 

さて、それではここら辺からこれを読みながら食事をしている方は(いるのか?)、ブラウザを閉じてください。責任取りません。 



3品目 












おっぱい焼き






なんでも、牛のおっぱいの部分らしい。とりあえずネーミング的にも頼まずにはいられないだろう、これは。 そしてまたこのメニューのインパクトもさることながら、ここの店主のおっさんがめちゃめちゃシモネタ満載でいい味を出しているのである。オレとニンが口に入れた瞬間、 

「あーあ、ダメだよお前らそんな食べ方じゃ」 

えっ、、、食べ方なんかあるのか?と思いきや 

「おっぱいをいきなり噛むやつがあるかよ、始めはもっと優しくいかねえと。まあそのうち優しくなんてできなくなってくるけどな、エッヘッヘッヘ」 

オレ「ああ、そっか。まだうちら若いですねーむしゃぶりついちゃいました」 


嗚呼、楽しい夜だ。


続いて 

4品目 











金玉の刺身






これは豚の睾丸の刺身らしい。生、、、衛生的に大丈夫なのかという不安が頭をよぎるが、そういう先の心配をしていたら人生なにもできやしない。 

「ちゃんと卵絡めなきゃだめだよーこれは。卵が大事なんだから」 

、、、。そんなエロい笑顔でいってこられるとこっちも笑うしかない。おっさんの言う通り卵を溶かして絡め、口に入れてみると、、、柔らかい。あえて擬態語で説明するならば 


マットゥリ 


という感じである。イモウトも気に入ったらしく、 

「わぁーー柔らかくて、ツルツルはいっちゃうね」 

するとおっさん、すかさず 

「そんな若い女の子が金玉口にいれて『ツルツル入っちゃう』なんていうもんじゃないよエヘヘヘ」 

「やだぁーーエロいおじさんーー!アハハ」 


店のおっさんのシモ発言に全く動じないイモウト。、、、大人になったなあ、妹よ。 

そしてこれが最後、



5品目 












子宮の刺身






これはなんの子宮だか聞くのを忘れたが、多分豚のものだろう。コリコリしていて、酒に合う。 

イモウト「あ、普通においしそうじゃん。いただきまーす」 

隣の常連さん「アハハ、共食いだ、共食い」 







なんかエグいよその表現 





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さすがにこれ以外のものは体がいろんな意味で受け付けず、第一回ゲテモノツアーはこれにて終了(第二回は未定)。

しかしこの後もおっさんとの話は続く。最後の方ではゲテモノのことなんか忘れていた。それほどこのおっさんとの会話が面白かった。常連さんの話によると忙しい時はあまりしゃべらないそうで、ラッキーだったのかもしれない。

これを読んでいる方、もしも新宿に行く機会があれば是非この店をオススメする。 

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