「Vol.19 Design Festa」にいく

皆さんは「Design Festa」というイベントをご存知だろうか。

これは年に2回、2000名を越える日本中いや世界中のアーティストがあつまり、お台場の東京ビッグサイトで各々のアートを披露するというかなり熱いイベントなのだ。一口に"アート"といっても、そのジャンルは数え切れないほど多彩だ。

絵画、彫刻、ダンス、バンド演奏、オブジェ展示、アクセサリー、服飾、映像、パフォーマンス、などなど、、、、ほとんどの場合、フリーマーケットのような形式を取って、アーティストは「ブース」と呼ばれる自分用のスペースを借り、その中で好きなことをする。自作のアクセを売ってもよし、楽器演奏するもよし、そこは個々のアーティストのアイディア次第。



今日はそんなイベントに、大のイベント好き愚友のニク(♀)と共に参加した体験レポートをお送りする。 


実はこのイベント、ムーチョも学生時代に一度出展者として参加したことがあるのだ。当時オレはギターボーカルで仲間と共に路上演奏をやっていた。「もっとでかいところで演奏がしたい」ということで音楽、演劇、デザインができるメンバーを10人かき集め、ブースの一角で演奏しつつ自作CDを売っていたあの頃、、、懐かしい。
中でも、若い女の子のお客さんに

「とってもよかったです!」

と言われた時のあの感動。

そしてその後のアンケートに

「直ではいえなかったのですが、ボーカルさん、歌ってる時チャック全開でした。一生懸命歌ってたのが対照的で際立って目立ってました

と書かれていた時のやりきれなさ。
「お前はオレが歌ってる時、オレの股間ばっかり見てたんかい!」とアンケート用紙に一人ツッコんだあの頃。今となっては全てが懐かしい思い出である。


さて、そんなオレの思い出話はさておき、とっとと体験レポートに移る。


きました、東京ビッグサイト


オレらは午後2時ごろに到着したのだが、会場に入ったら予想通りの人、人、人。はっきりいって全出展者の作品は見きれない。じっくりみようとしたら丸一日かけても到底無理、そのくらい広いのである。見れるだけみよう、ということで端っこからしらみつぶしに見ていった。

■いいね、いきなりきたよ。やっぱデザインフェスタはこうでなくっちゃ。



タコをかぶるおっさん発見


ここは「楽団かねひろ座」、フライヤーの紹介文から抜粋すると
"フジTVポンキッキーズ21やNHKみんなの歌の作曲を手掛けた、かねこひろゆき率いる、楽団かねひろ座。"
とのように、主に子供をターゲットにした曲を作っているらしい。しかし曲のネーミングがすごい。


「なぞのやさい星人あらわる」

「象だゾウ」


タイトルから歌詞がどんなものなのかほとんど想像できないところがいい。ちなみに今回の新曲、CD-R1枚300円(サイン入り)のタイトルは





「てんぷら ~try to fly~」





ニク、
「絶対この人たちひねくれてる」



歌声がとてもきれいでした。

(しかしあのタコは一体なにを意味するのだ、、、
いや、ここでそんなことを気にしていちゃいけない、、、)



■ピンクの箱を発見。




ちゃんと見えてるのか?

この箱をかぶった娘が展示しているのは、絵本やポストカードなど。あの箱は、どうやらガスコンロのようなものらしい。詳しくインタビューしようと思ったが、なんだか近寄りがたくて断念。こんなんではいけないな、精進します。

ちなみにニク、これにはまったく興味を示さない。はっきりしている、、、



■歩いていると、ロボットとすれ違う。





せめて顔とかつけて欲しかった

写真だと分かりづらいが、この機械にはカメラとモニターがついていて、通り行く人が映し出されるという仕掛けになっている。少し離れたところにコントローラらしき物体を操作しているおじさんがいた。
ちなみに後ろに写っているオレンジ色の謎のキャラクター、いろいろなところをうろついていたが最後までどこの出展者のものかわからずじまいだった。
(ニクはこの時どこかへ消えていた)



■パンダだらけ



やる気があるのかないのかわからない独特の雰囲気をかもし出していた


今回のデザインフェスタ、よく目についたのがパンダのキャラクター。ざっと覚えているだけでも4,5店がパンダ中心のキャラを売っている。今、パンダって人気なのか、、、?オレも好きだけど。
そんなパンダグッズの中でニクが妙に反応したブースがここ、「l=¥1,200」。数々のパンダが所狭しと置いてある(詳しいパンダグッズはホームページをチェック!→)。

ニク「マジここの絵がいい」

壁一面に貼られてある絵。、、、うん、まあ人の感性はいろいろだからな。

ニクがブースのおにーさんに聞く。

ニク「あのー、すいません、この後ろに張ってある絵、『無料』って書いてあるんですけどもらえるんですか?」

そ、、、そんなに欲しいのかアレが、、、 

おにーさん「あ、どーぞどーぞ、っていうか何枚でも持ってってください。」

で、ニクが選んだのがコレ↓



なにもコメントするまい


ニク「あ、ここ似顔絵やってくれるみたいだよ。やってもらおうよ。100円だよ。」

オレ「100円!?安っ!似顔絵やってるところは多いけどこんなに安いとこは見たことないね、、、いいんじゃない?」

ニク「わかった。、、、すいませーん、似顔絵お願いしたいんですけどー、この人描いてください



オレかよ



あれよあれよという間にデジカメで写真を撮られ、「じゃあ、30分くらい経ったらまた来てください」と言われ、その場を去る。

ニク「どんな似顔絵になるのかねー」

オレ「この絵、『電気を大切に、、、』って、でんこちゃんを描こうとしたのかな、、、だとしたら相当危険だね

ニク「さすがにそれはないんじゃ、、、でも100円だし、どちらにしろ期待はしない方がいいね」

オレ「そうだね」


失礼極まりない二人である。

似顔絵ができるまで、引き続き他のブースをまわる。やはり傾向として多いのが「Tシャツ」「ポストカード」「アクセサリー」「絵」などだ。まあ一般的なものだし、値段も手ごろということで多くの人が出展するのだろう。もちろん個々で見るとそれぞれ特徴があって面白いのだが、辛いところでもある。デザインフェスタの楽しみの一つに「アーティストさん達の作品を買う」というのがあるが、そもそも超金欠病のオレにとって、アクセを買うだのTシャツ買うだのという行為は初めから論外なのである。

「あー、、めちゃくちゃカッコいい、欲しい、、、」

そんな欲望はぐっと押し殺して、ひたすら「アート」を探し続ける。



■ダンス?


写真では分かりづらいが、かなり美人



歩いていると、パフォーマンスエリアを横切る。なにか、女性が一人で不思議な動きをしているのが気になり、近寄ってみる。
、、、これはダンスなのだろうか。アートに詳しくないオレは気の利いたコメントは出来ないが、なんとも不思議な動きをするパフォーマンスだ。(っていうか、きれいなおねーさんだなあ、、、というのが一番の感想なのだが)



■白、、、怖、、、






「覗いてもいいですよ」って、怖くて覗けねーよ!(覗いたけど)


こういうのがあるからデザインフェスタって楽しい、、、でも怖えー、、、
ここはブースのエリアを白い布で全て覆い、ところどころに破った覗き穴を設けている。パフォーマンスするこの「白い人」はこの覗き穴から時折顔を出して、ただボーっとしている。それだけ。「白い人」、写真では目を見開いているように見えるが、実はこれまぶたに「目を描いている」のであって、この人はずっと目を閉じている(もしくは薄目)。

ニク「これ、『触ってもいいですよ』って書いてあるよ、、、触ってみようかな、、、」

と言った瞬間、「白い人」は気づいたのかすっと手を差し伸べる。手をつかまれそうになったニク、

「ギャア!」


こういうのがあるからデザインフェスタって楽しい。



■パンダーZ!



パンダグッズの大御所

「あ、パンダーZだ!」

と子供のように叫ぶオレ。実はこのキャラクター、何気にお気に入りなのである。一時はこのパンダグッズを会社のデスクの周りにずらっと並べていた程だ。デザインフェスタにも出展したんだな。うう、新しいキャラとかいるよ、、、買いたい気持ちをぐっと飲み込んで、次!



■実演、絵描き



筆など使わず、手で描きまくっている


フェスタでは様々な作品が楽しめるのはもちろんのことだが、なかでもオレが好きなのがその場で作品を作る、実演アートだ。失敗が許されないガチンコアート、熱くないはずがない。段々と作品が形になっていく様は本当に感動する。
この写真のアーティストは自分の手のみでダンボールのようなものに女の子の絵をひたすら描きまくっている。こういう姿、思わず見とれてしまう。



■、、、ベッド?




辺りに異様な空気を漂わせる「ベッド」


写真をみるとなんだかごちゃごちゃしていてよくわからないかもしれないが、これはベッドである。大人用サイズのベッドにこれでもかという程ペイントしてある。これ自体がアートなのだが、気になるのが貼ってある案内版。

「BIGINNER ボスベット
一眠り 10分 100YEN
いかがですか?会場内で
寝れるのは(たぶん)ここだけ!!
ただし いかがわしい行為はひかえめで」 

マジで寝るためにあるのか!あ、、、新しいかも、、、
しかし

「いかがわしい行為はひかえめで」って、




ひかえめとかじゃなくて禁止しろよ 



「ひかえめないかがわしい行為」とはどんな行為なのか想像を膨らましつつ、次! 



■ニクの初機織り体験



こんなところで機織りをお目にかかれるとは、、、


「ご自由に織ってください。織った分はお持ち帰りできます」と書かれた案内文、なんて親切なんだ!「無料(タダ)」という言葉に弱いニクは早速機織りを申し込んだ。
オレも初めて見たけど、機織り機って結構複雑に作ってあるんだなあ。ニクは全くの初心者だが、親切なおねーさんが「大丈夫です、簡単ですよ」と手取り足取り教えていた。初めはぎこちなかったニクだが、


最後までぎこちなかった。 

そんなヤツでもコレくらい



のものはできるらしい。素晴らしき、機織り。



■そろそろ似顔絵を取りに、、、

気づいたらすでに30分なんてとっくに過ぎていた。あまり遅くなるのも悪いのでさっき似顔絵を頼んだところに戻る。

オレ「すいません、さっき似顔絵を頼んだ者ですが、、、」

おにーさん「ああ、できてるよ、、、はい、コレ










、、、。

、、、。

(あえて、あえてツッコんでいいですか?何故『日本代表ー!』って叫んでますか?


隣でニク、大爆笑。

「似てるー!似てるー!」




いや似てねーし 




おにーさん「実はね、もう一枚あるんだ」

といって、差し出した絵







「似顔絵が似ていなくても気にしないでいいよ。君は君。 326」




何だよこれ!なんで二枚、しかも変なメッセージ入りなんだよ!

「似てなくても気にしないでいいよ」、って、描いたあんたは気にしろよ!

しかも最後の「326」ってそれお前作者偽ってんじゃねーか! 


オレは心の中でシャウトしまくった後、オレの隣で笑い転げて死にそうになっているニクを尻目になんとか冷静を取り戻しつつ、

「あ、、、ありがとうございました、がんばってくださいね、、、」

と残して、去った。


オレ「30分待つ必要なかったんじゃないかな、、、」

ニク「うん、3秒でよかったと思うよ」

オレ「やっぱ100円だったな、、、」

ニク「ハァ!?なにいってるの?あの似顔絵に込められた笑いは100円なんか安すぎるくらいだよ!もうーなんにもわかっちゃいないんだから」

オレ「、、、え、ゴ、ゴメン」



、、、そういうものなのか?



■そして、、、

その後、鼻水垂らしてるフィギュアばっかり作ってることころがあったり、体中にペンキをぶっかけて壁にジャンプしてるヤツがいたり、その他いろいろなところをまわったのだが、到底書き切れない。とにかくいろいろな意味ででかいのだ、このフェスタ。半日という短い時間だったが、オレもニクも十分に満喫した。これ以上見ると情報量が多すぎてパンクする!というくらいの刺激があった。世の中には本当にたくさんのアーティストがいるということを改めて実感。様々な作品を見ながら、オレも自分のサイト「カタルエ」の絵を思い出し、「、、、がんばろう」と密かに気持ちを新たにしてみたり。もし出来れば、本当に次回Vol.20のデザインフェスタに出展したいくらいである(ただ、ネタがなあ、、、)

最後に、2つだけ作品を紹介して、今回のレポートを終わりにしよう。長いレポートを最後まで読んで頂いて、ありがとう。 


★尻型 





女性の肉体というものはその存在が既に芸術である。

これは本物の女性の尻型だ。
なぜ女性の尻かわかるかって?
それは、この型、とても精巧にできていて、、、(以下略)





★機関車トーマス 









のパンダ仕様