アトム仮装パレード

突然だが、数日前の4月7日は、何の日だかご存知だろうか?

手塚マンガファンなら知ってて当たり前だろう、この日はかの有名なロボット、鉄腕アトムの誕生日なのである。マンガの設定では2003年に誕生という事になっており、去年のその日は様々なメディアで「アトム誕生」が盛り上がったものである。そして2004年の今日11日にはその誕生一周年を祝うべく、高田馬場で 

「アトム仮装パレード」 

なるイベントが催された。

オレはかなりの手塚マンガファンなのでアトムは大好きだ。しかしアトムの「仮装」、、、!?あまりピンと来ない。だってアトムの基本スタイルって、黒いブリーフとロングブーツだけだし。

、、、見てみたい。世の手塚コスプレファンがどんな格好で高田馬場の街を練り歩くのか。そこで、愚友のニンに電話を入れる。

オレ「おー、今日ヒマ?」

ニン「ああ、昼の面接終わったらヒマだけど(現在就職活動中)」

オレ「『アトム仮装パレード』見に行かない?」

ニン「ハァ!?」

オレ「いや、主催が高田馬場商店街らしいし、そんなに「すげー!」ってモノじゃないと思うけど」

ニン「うん、わかる。もう既に「面白くなさそう」って感じが伝わってくる

オレ「じゃ、現地着いたら電話してね」

ニン「、、、わかった」

というわけで2人でイベントにいってきました。このイベント、 

もうツッコミどころ満載。 

商店街を仮装して歩き、その後駅前の広場で「手塚マンガに関する芸」を披露するという内容だったのだがその想像以上の内容にオレ達はただ呆然とするしかなかった。
そのいくつかをご紹介しよう。




くねくね踊る"アトム"







※この時点で愚友ニン、「帰ってもいい?」


フライング"アトム" 


足に竹馬のようなものがついていて、ステージに上がる前から大変

心配そうに見守るスタッフと司会者 






なんとか登るが杖がないと立てない
その姿10万馬力どころではないもう「老人」である

なお心配そうに見守るスタッフと司会者 




やっと一人で立ち、地球平和だかを訴える

観客席から子供の声「カッコワリ-」 


悪者とアトムの戦い(劇) 



 
悪者がテープのようなものでアトムを苦しめる
苦しむアトム(何故か複数) 





「よーし、合体だ!」といって
(注:原作ではアトム同士で合体しません

運動会とかでやる組体操のピラミッドをやり始める 





合体後、
剣道着をまとったアトム登場 





剣道アトム、

「メーーーン!」



悪者、去る 




※この時点で愚友ニン、「マジイタいしだりーし不快」 


ここで"プロのアトム"のダンス 





さすがに主催者側もこのような有事の際の為
保険を用意しておいたのだろう、

イベント業務用アトムの登場

紹介するのは高田馬場にある某アトムグッズショップの店員 





ここでプロのダンサーによるアトム、お茶の水博士、ウランのダンス

身のこなし軽やか、
このイベントで最も「安心してショーが見れた」一時



しかしまだまだ続く



地球を守る"アトム" 



後ろに張ってある世界地図を地球と見立て、
「これからこの地球を守ってみせる!
隕石のボールを投げてきてくれ!」 

ゴムボールが観客席の子供らに配られる 





ボールをめいっぱい投げつける子供達
一度に投げられるためステージを右往左往する"アトム" 

客席の子供らからまた「カッコワリー」の声 


※この時点で愚友ニン、
「ムーチョ、飯おごりな」 


こんなのもいました


 
ブラックジャックにドクター・キリコ

※芸に関してはあまりに■■■な為、ここでは割愛



と他にも何故かあの地球一周する団体"ピー"ce Boatが

「化学兵器を人間の幸せのために使わなかったため
イラクで日本人が人質にされました!
世界平和をここで歌いましょう!」

などとイベントの趣旨と違う事を主張した後、カラオケを始めるなど
意味のわからない場面もあったが、それもここでは割愛
ちなみにこの時、観客席から今度は
女子大生っぽいグループ(馬場だからW大か?)らから
「プロパガンダだー!」とのヤジが飛んでいた 

やっと全ての出演者のパフォーマンスが終わる。
オレとニン、
「、、、さ、昼から飲むか、、、」
とお互いつぶやいて帰ろうとした時、

司会者が驚愕発言。


「さあ、それでは優勝賞金30万円は一体誰の手に!?」 





さ、、30万!? 





このイベント、優勝すると30万もらえたの!?しまった、、、うかつだった、、、
もしも知っていれば恥やプライドなど全てかなぐり捨てて、全力で勝ちにいったのに、、、
オレらはどのチームが優勝するのかすっごい気になったので、最後まで見届けることにした。


ニン「どのチームが勝っても、シャレだな」

オレ「まあ、どうせお決まりパターンで子供使ってるチームに勝たせるのが無難なところだろうが」



スタッフ審査中




審査中に愛嬌を振りまく業務用アトム




司会者、「さて、優勝は、、、」 















エェーーーーー!!





業務用アトムに30万。

っていうか、あんたらむしろ主催者側の人間じゃないの!?
仮にちがったとしても衣装とか明らかに業務用だし、プロのダンサーとか使ってんだから勝っちゃダメだよ!


オレら呆れるを通り越して大爆笑。




その後、とあるレストランにて酒を飲みながら。

ニン「いやーとんだデキレースだったな」

オレ「天国の手塚先生は泣いているな」

ニン「そういやさ、さっきちょっと気になったことがあるんだけど」

オレ「なに?」






ニン「パレードの中にパーマンが混じってたんだよね」